光源氏なきあと、物語の主な舞台は宇治に移ります。宇治は秋です。 常設展示では、宇治の地に立ち寄った薫が八の宮邸に住む大君・中君を見初める宇治十帖でもっとも有名な「橋姫」の場面を再現。部屋全体を覆う月の光が、宇治十帖の憂愁を一層強めます。
江戸時代初期に土佐派の画家、土佐光則の筆によると伝えられる「源氏物語絵鑑(えかがみ)」(源氏物語ミュージアム所蔵)。秋の部屋では、その宇治十帖の十場面を立体画像にしたものをご覧いただけます。
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宇治八の宮の一家が暮らしている住まいは、もとは山荘でした。とはいえ、八の宮は一時は東宮(皇太子)になるかもしれなかったという皇族ですから、その住まいも粗末なものではなかったでしょう。ただ最近は薫の君を除いては訪れる貴族もなく、建物や庭の手入れも行き届かないようです。 所在地は宇治川の平安京側。川の流れの音が聞こえる場所です。